WACATE 2007 イベントレポート
はじめに
ソフトウェアテストのシンポジウムはあるけれど そういえば,ソフトウェアテストのイベントって,シンポジウムはあるけどワークショップはないよね.
『ないならやってみよう!』
そういった動機からWACATE(Workshop for Accelerating CAdetTesting Engineers)は その名の通り若手テストエンジニアを中心に企画されました。
記念すべき第一回となる「WACATE 2007 ~僕たちは加速していく~」は 2007年12月15日(土)~16(日)の2日間にわたって上野の鴎外荘にてを開催されました。
企画当初は、人集めることが出来るか、本当に若手が集まるか不安がありましたが、 おかげさまで予定通りの参加人数で開催され、盛況のままに終わりました。
参加者のうち30才以下は実に5割(!)にもなり、期待の高さもうかがえました。
実際にどんなイベントになったのか、簡単に紹介していきたいと思います。
【12/15 1日目】
『なぜ今若手によるワークショップなのか』
何故WACATEが企画されたのかという実行委員長から若手エンジニアへの熱い言葉から幕が切って落とされました!!
『テスト技法の振り返り~基本に立ち返ろう~』
ワークショップその1。
テスト技法の一例として「フローグラフ」「デシジョンテーブル」を取り上げ、説明と演習を行いました。
ここでは実行委員が講師を務めましたが、参加者から早速厳しいツッコミが入るなどしたおかげ(?)で休み時間の間にも参加者同士のコミュニケーションが見られました。
『テストを熱く語ってみよう!』
事前に作成したポジションペーパーを元に、 参加者同士が現在の状況や、テストへの熱い思い、悩みを語り合う時間です。
自己紹介も兼ねたこのセッションは、参加者同士の壁を壊すことに役立ち、 初対面とは思えないほど話が弾んでいたグループも見受けられました。
温泉/宴会
都内第一号の天然温泉が参加者のみなさんの疲れを癒します。
宴会では懐石が振舞われ、参加者同士の交流が図られました。
また旅館のご好意で生のバイオリン演奏というサプライズもありました。
分科会
宴会の後もまだまだ続きます。
「テストエンジニアのメンタルとモチベーション」「テストチーム戦略」 「品質管理の理想と現実」という実行委員の出したテーマに加えて 何と参加者から「テストエンジニアのキャリアパスについて」というテーマまで出てきました。
笑えるバグ話や、書籍争奪戦など夜遅くまで盛り上がり、人によっては夜中3時まで話が尽きなかったとか!?
【12/16 2日目】
『分科会報告』
2日目の朝は酒が残っている方もちらほら。
各部屋で行われた前夜の分科会の報告が簡単に行われました。
モチベーションを保つ秘訣は「女性を加えること!」なんて結論も。
『テスト海外動向』
実行委員の西さんより「ソフトウェアテストの海外の動向と日本の位置づけ」 池田さんより「ASTA Internatioanal Testing Conferenceを通して感じたこと」が発表されました。
若手にとっては海外のカンファレンスの話や世界における日本の位置づけなど普段意識する機会がない話によって刺激を受けたことでしょう。
『テストを設計してみよう』
ワークショップその2。
「三角形判定アプリケーション」のテスト設計をしてみよう!というテーマで、まず個人個人がマインドマップを用いて観点の抽出を行いました。
それをグループ内で発表、またグループとしてさらに1枚のマインドマップを仕上げるという演習でした。
一人では気づかなかった観点がグループだと気づき、さらに別のグループの発表がまた別の気づきを与えてくれます。
非常にわかりやすく成果を実感できるワークショップとなりました。
ベテラングループはさすがと思わせる出来でした!
『みんなで語ろうテスト教育~若手がスキルアップするために~』
若手グループとベテラングループ、 つまり教育される側の視点と教育する側の視点でグループディスカッションです。
時間ギリギリまで議論は白熱。
どちらも共通して「キャリアパスを示す」という議論がされていました。
『ソフトウェアテスト?』
WACATE第一回最後のセッションです。
今回はゲストとしてNARAコンサルティングの奈良さんに講演していただきました。
「テストとは?」というところから振り返る、言わばテストの古典とも言える話は特に若手エンジニアにとっては、逆に新鮮さを感じることができたのではないでしょうか。
おわりに
第一回ということで全て手探りでいきなりプロジェクタを忘れてしまうなど、実行委員の不手際も目立つ中、最後まで盛況に終わったのは参加者のみなさまのおかげだと実行委員一同感じています。
第二回、第三回とみなさまの力を借りてともに一体となってより良いイベントに育てていきたいと考えております。
どうぞ宜しくお願い致します。







