WACATE2011 夏 プログラム内容
都合によりプログラムが変更される場合があります。ご了承ください。
1日目 (6月25日)
(WACATE2010 夏 ベストポジションペーパー賞受賞者)
「WACATE2010 冬」レポート─温故知新に驚きと感動と (gihyo.jp 技術評論社)
井芹 洋輝(WACATE実行委員会)
加瀬 正樹(WACATE実行委員会)
インシデントレポートはプロジェクトや組織にとって宝となる大事な情報です。テスト担当、テストリーダー、設計担当、実装担当、プロジェクトマネージャ、ステークホルダー、QAなどといった様々な立場の人が様々な目的で利用します。インシデントレポートの出来次第で、修正がスムーズに行われたり、マネジメントが楽になったり、集計がしやすくなったりというように、プロジェクトや組織にとって嬉しいことが起こります。それだけに、インシデントレポートの作成者だけでなく利用するすべての立場の人が求めていることや改善したいと思っている点を共有することが重要ではないでしょうか。
今回は現場ですぐに活用できるようなインシデントレポートの改善や工夫について、演習やディスカッションを通して様々な視点から学び、新たに生み出していただこうと思います。誰にとっても嬉しいインシデントレポートとは?コンテキストや見る立場が変わることでとらえ方や要求されることはどう変わるのか?様々な問題点に対しどのような工夫が効果的なのか?などといった疑問に対し、様々なコンテキストを持つメンバーと情報交換していくことで、視野を広げよりよい解決方法を見つけてください!
大西 建児, 勝亦 匡秀, 加藤 大受, 佐々木 方規, 鈴木 三紀夫, 町田 欣史, 湯本 剛, 吉澤 智美
ソフトウェアテスト293の鉄則
Cem Kaner, James Bach, Bret Pettichord, テスト技術者交流会
基本から学ぶソフトウェアテスト―テストの「プロ」を目指す人のために
Cem Kaner, Hung Quoc Nguyen, Jack Falk, テスト技術者交流会
小山 竜治(WACATE実行委員会)
恥ずかしがりやの方も人見知りの方も、遠慮なさらずテストについて思い切り語りあいましょう。
語りたいテーマが無ければ自分でテーマを作ることも可能です!
普段からの悩みや他のエンジニアに考えを聞きたいことなどを大胆に、かつ真剣に語ってみてください。きっと応えてくれる同士が見つかるはずです。
是非、想いのたけをぶつけてください!
2日目 (6月26日)
IT業界では禁断のプレゼンテーション技術にて発表
井芹 洋輝(WACATE実行委員会)
加瀬 正樹(WACATE実行委員会)
井芹 洋輝(WACATE実行委員会)
加瀬 正樹(WACATE実行委員会)
情報通信企業においてプロダクトマネージャを務め、2007年より奈良先端科学技術大学院大学にてエンピリカルソフトウェア工学、ソフトウェアレビュー、ソフトウェアメトリクスの研究に従事する。2011年4月より現職。欠陥指摘、ソフトウェアレビュー、アジャイル開発をはじめソフトウェア開発におけるコミュニケーションセントリックな活動に興味を持つ。Working group of international research cooporation on software inspections 共同代表。
本セッションでは、私が現場で経験した開発部隊の中でのテスト、第三者組織へのテストの委託をもとに、バグ報告における具体的かつすぐに使えるtipsを紹介します。また、バグピンポン、コンウェイの法則をはじめと する関連するバックグラウンド知識とバグ票ワーストプラクティス検討プロジェクトの活動を紹介します。
海外での事例や傾向としてオープンソースや超大規模ユーザをかかえるソフトウェア製品をはじめとし報告したバグが必ずしも修正されるとは限らないタイプのソフトウェア開発におけるバグ報告の研究事例を紹介します。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480057891/
Mozilla Developer Network “Bug writing guidelines” (日本語訳)
https://developer.mozilla.org/ja/Bug_writing_guidelines
長沢 智治「バグのライフサイクルを理解する!」ThinkIT
http://thinkit.co.jp/article/26/1/
バグ票ワーストプラクティス検討project「そんなバグ票で大丈夫か?」ソフトウェアテストシンポジウム2011東京
http://www.jasst.jp/archives/jasst11e/pdf/C4-8.pdf
森崎 修司「バグ票を書くこともまたコミュニケーション」
http://blogs.itmedia.co.jp/morisaki/2011/03/–5a71.html
N. Bettenburg, S. Just, A. Schroter, C. Weiss, R. Premra and T. Zimmermann “What Makes a Good Bug Report?”, Proceedings of 16th International symposium on foundation of software engineering
http://thomas-zimmermann.com/publications/files/bettenburg-fse-2008.pdf
SE職場環境向上委員会、桜井 一紀「SEのためのコーチング技術」
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-274-06574-X
The Chromium Projects “Bug Life Cycle and Reporting Guidelines”
http://www.chromium.org/for-testers/bug-reporting-guidelines
Tips to Write a Good Bug Report
http://itscommonsensestupid.blogspot.com/2008/07/tips-to-write-good-bug-report.html
また、ワークショップのチーム発表やポジションペーパー3賞の発表を行います!