WACATE2013 冬 プログラム内容

都合によりプログラムが変更される場合があります。ご了承ください。

1日目 (12月14日)

9:30~10:00 受付 <30分>
[概要] 詳細な受付場所は参加申し込み後にご案内させていただきます。

 

10:00~10:30 オープニング <30分>
[タイトル] ようこそWACATE2013 冬へ!
[司会] WACATE実行委員会
[概要] WACATE、そして、これから始まる二日間のソフトウェアテストワークショップイベントの全体像についてご紹介させていただきます。

 

10:30~11:30 セッション0 <60分>
[タイトル] ポジションペーパーセッション
[モデレータ] 澤田 悠介(WACATE実行委員会)
上田 卓由(WACATE実行委員会)
[概要] 毎回恒例、WACATE名物、ポジションペーパーセッションです。参加申込時に提出したポジションペーパーは、名刺代わりにもなります。このポジションペーパーを使って1泊2日のワークショップを共にする仲間達とお互い知り合いましょう! 参加者間のコミュニケーションによる相乗効果はWACATEの大きな魅力の1つ。ポジペを使って親睦を深めることで、ワークショップの学習効果や楽しさも倍増します。 豪華?副賞付きのポジションペーパー3賞あります。気合いの入ったポジぺお待ちしています。

 

11:30~11:40 小休憩 <10分>

 

11:40~12:10 BPPセッション <30分>
[タイトル] 炎上駆動改善
[講演者] 根本 紀之 
ソフトウェアテストに魅せられたエンジニアが集まる熱いワークショップ!! 「WACATE2013夏」 参加レポート|gihyo.jp
[概要] あなたの現場ではカイゼンは上手くいってますか?世の中にはカイゼンの方法があふれていますが、できるチームメンバーが前提のものが多いですよね。しかし、現実にはカイゼンに積極的ではないメンバーなどがいるために、カイゼン活動が後回し、空回り、そして雲散霧消してしまうなんてことはよくあると思います。そしてそんなチームにはトラブルがよく発生します。
今回のBPPセッションでは、普通のチームでカイゼンを推し進める方法の一つとして「炎上駆動改善(Trouble Driven Kaizen)」という方法をお伝えします。カイゼンに積極的ではない人の心理や、その人達を上手く巻き込む方法など、自分の経験を元にお話します。チームリーダー、チームメンバーはもちろんのこと、個人にも適用できる考え方だと思っています。『炎上』したとき、あなたならどうしますか?

 

12:10~13:10 昼食 <60分>
[概要] 皆さんでお食事をとっていただきます。お食事会場については当日ご案内いたします。

 

13:10~14:00 セッション1 <50分>
[タイトル] 状態遷移テスト(仮)
[講演者] 朱峰 錦司(WACATE実行委員会)
[概要] データやシステム、部品にはどんな状態があるか、どんな事が起きたらその状態が変わるか。
そんな事を考えて書かれたものに、「状態遷移図」があります。
「状態遷移図」は、注目するトコロによってテストの形が変わります。
千変万化する状態遷移テストの世界を、一緒に歩いて見ましょう。
[参考文献] 『ソフトウェアテスト技法ドリル』
秋山浩一

 

14:00~15:10 セッション2 <70分>
[タイトル] 伝えるために出来るコト
[講演者] 上條 飛鳥(WACATE実行委員会)
[概要] 研修、報告、質問――学んだことや知ったことを伝える機会は、数多にあります。
突然やってくるその機会に向けて、出来ることって何でしょう?
出来ることを考えて、探して、使って、「状態遷移テスト」セッションを作りました。
「状態遷移テスト」のセッションに織り込んでいた裏側を、お見せします。
[参考文献] わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
池上 彰

 

15:10~15:20 休憩 <10分>

 

15:20~16:50 セッション3 <90分>
[タイトル] リスクベースドテストを活用しよう
[モデレータ] 井芹 洋輝(WACATE実行委員会)
[概要] リスクベースドテストはテスト設計の基礎的なアプローチの一つであり、様々なテストで明示的・暗黙的に活用されています。
このセッションではそのリスクベースドテストを講義とワークを通して学びます。内容としてはテスト設計に特化したリスク管理、開発ライフサイクル全体のリスク管理でのテストの活用、という2トピックを扱い、テストをより良くする基礎的な知識や経験を身につけていきます。
[参考文献] ISTQBテスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス 日本語版 テストマネージャ Version2012.J01
ISTQB (翻訳:JSTQB)

 

16:50~19:00 休憩 <130分>
[概要] 自室に移動し、夕食まで休憩です!温泉や、読みきれていないポジぺ等をご堪能ください。

 

19:00~20:55 ディナーセッション <115分>
[タイトル] ディナーセッション
[モデレータ] 山崎  崇(WACATE実行委員会)
[概要] 演習が終わって温泉に浸かった後は、WACATE恒例の大宴会! 料理とお酒に舌鼓を打ちながら、テストについてのアレコレを語り合います。

 

20:55~21:20 小休憩 <25分>

 

21:20~23:00 夜の分科会 <100分>
[タイトル] 皆で語ってみませんか?
[モデレータ] WACATE実行委員会(WACATE実行委員会)
[概要] ディナーセッションが終わった後はその勢いのまま自分が語りたいテーマごとにグループにわかれ、フランクに議論をしていただきます。
恥ずかしがりやの方も人見知りの方も、遠慮なさらずテストについて思い切り語りあいましょう。
語りたいテーマが無ければ自分でテーマを作ることも可能です!

普段からの悩みや他のエンジニアに考えを聞きたいことなどを大胆に、かつ真剣に語ってみてください。きっと応えてくれる同士が見つかるはずです。

是非、想いのたけをぶつけてください!

 

2日目 (12月15日)

7:00~9:00 朝食
[概要] 2日目プログラム開始前までに、各自食事をとっていただきます。

 

9:00~9:30 セッション4 <30分>
[タイトル] おーい、磯野ー!論文書こうぜー!
[講演者] 朱峰 錦司(WACATE実行委員会)
[概要] 「学会」
「論文」

この2つの単語を聞いて、どんな印象を受けましたか?「自分には縁のない世界」「とても敷居の高い活動」、そんな風に感じた方が多いのではないでしょうか。
モーニングセッションでは、皆さんにこの2つの単語を少しでも身近に感じてもらえるよう、学会の仕組みや論文投稿の流れ、ソフトウェアテストに関する国内外の学会の紹介、さらには論文を書く際のコツを紹介します。
聞き終わったあとに、「よし、自分も投稿してみよう。」と思ってもらえるような内容にしたいと思っておりますので、楽しみにしていてください!

[参考文献] 知的な科学・技術文書の書き方
中島利勝
塚本真也

 

9:30~11:00 セッション5 <90分>
[タイトル] 探してみようテスト条件
[モデレータ] 近江 久美子(WACATE実行委員会)
[概要] このセッションでは、「テストのインプットやアウトプットになりうる条件をどう見つけ出すか」について考え、ワークに取り組んでいただきたいと思います。
多くの場合、設計書や仕様書に書いてあることの言い直し…だけでは、十分なテスト、安心できるテストにならないでしょう。設計書や仕様書、他のインプットの分析が必要になることもあります。
テストに必要な情報の探し方にどんなものがあるか、一緒に考えてみませんか?

 

11:00~11:10 小休憩 <10分>

 

11:10~12:30 セッション6 <80分>
[タイトル] “品質”を多方面から考えてみよう ~だけじゃない!TEST~
[モデレータ] 藤原 洋平(WACATE実行委員会)
[概要] このセッションでは”テスト”というものだけに捉われずに、様々な視点や観点から、ソフトウェアの品質についてみなさんに考えていただきます。様々な切り口から品質というものを認識することで、テストで保証できる範囲、できない範囲などが見えてくるはずです。また、併せて、プロジェクトの全体像や自身の立ち位置などについても考えてみましょう。それらを理解することで、品質への新たなアプローチの方法が見えてくるはずです。
[参考文献] ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide

 

12:30~13:30 昼食 <60分>

 

13:30~14:10 セッション7 <40分>
[タイトル] そのテスト、再考~R~
[モデレータ] 中野さやか(WACATE実行委員会)
[概要] この2日間のセッション、いかがでしたか?

 

14:10~14:20 小休憩 <10分>

 

14:20~15:50 クロージングセッション <90分>
[タイトル] ソフトウェア品質の知識体系とオープン・クローズ化に向けて – SQuBOK を中心とした各種の知識体系と SEMAT のメソッドアーキテクチャ –
[講演者] 鷲崎 弘宜(早稲田大学)
[概要] あなたのソフトウェア品質活動は「正統なエンジニアリング」を成していますか? 理論により裏打ちされた品質の知識体系があってはじめて、品質に関する技術的活動の範囲が定義づけられ、それを共通の規律および言葉として同業者コミュニティを形成でき、社会発信を通じてようやく正当なエンジニアリングと認められます。そこで本講演では知識体系の定義と、SQuBOK, SWEBOKを中心に品質に関わる種々の知識体系および活用法を解説します。さらに、品質の技術者は品質の概念や品質保証のプロセス・技法を知るのみでは不十分であり、周辺の様々な知識と行き来できるべきです。そこで今後は品質の知識体系を、特定の専門領域や職業を他領域から区別して定義づける「閉じた」道具としてのみならず、他領域との接続や統合を促す「開かれた」オープン・クローズドな道具として位置付けることが重要です。そのような知識群の後からの接続・統合に有用な可能性のある仕組みとして、OMGで標準化が進められているSEMATのメソッドアーキテクチャを合わせて紹介します。メソッドアーキテクチャでは、ソフトウェア開発における本質的な要素とそれらの間の関係をカーネルとして定め、その共通基盤としてのカーネルを用いて種々の知識を記述できます。

 

15:50~16:00 小休憩 <10分>

 

16:00~16:40 クロージング <40分>
[タイトル] 二日間の終りに
[司会] 澤田 悠介(WACATE実行委員会)
[概要] この熱い2日間を振り返ります。
また、ポジションペーパー3賞の発表を行います!