WACATE2017 冬 プログラム内容

都合によりプログラムが変更される場合があります。ご了承ください。

1日目 (12月16日)

9:30~10:00 受付 <30分>
概要 詳細な受付場所は参加申し込み後にご案内させていただきます。

 

10:00~10:30 オープニング <30分>
タイトル ようこそWACATE2017 冬へ!
司会 朱峰 錦司(WACATE実行委員会)
概要 WACATE、そして、これから始まる2日間のソフトウェアテストワークショップイベントの全体像についてご紹介させていただきます。

 

10:30~11:30 ポジションペーパーセッション<60分>
タイトル ポジションペーパーセッション
モデレータ ツノダ シュン(WACATE実行委員会)
概要 毎回恒例、WACATE名物、ポジションペーパーセッションです。参加申込時に提出したポジションペーパーは、名刺代わりにもなります。このポジションペーパーを使って1泊2日のワークショップを共にする仲間達とお互い知り合いましょう! 参加者間のコミュニケーションによる相乗効果はWACATEの大きな魅力の1つ。ポジペを使って親睦を深めることで、ワークショップの学習効果や楽しさも倍増します。 豪華?副賞付きのポジションペーパー3賞あります。気合いの入ったポジぺお待ちしています。

ポジションペーパーひな形(doc)

 

11:30~12:00 BPPセッション <30分>
タイトル 心が叫びたがってるんだ。
講演者 阿部 孝希(※WACATE2017 夏 BPP受賞者)
概要 仕事が自分の思い描いたようにできない、モチベーションが上がらない、といった経験はありませんか?
また、コミュニケーションでストレスを感じた時、思わずとってしまった行動に後悔した経験はありませんか?
このような経験や行動は、自分の中で”無意識に起こる動機”を理解することでセルフコントロールできるようになり、より良い行動を選択できるようになるかもしれません。
今回のBPPセッションは、セルフコントロールやコーチングのきっかけになる”自己理解”について、自身の体験も交えて紹介したいと思います。

 

12:00~13:00 昼食 <60分>
[概要] 皆さんでお食事をとっていただきます。お食事会場については当日ご案内いたします。

 

13:00~14:00 セッション1
[タイトル] 違いを捉えよう~場の力を引き出すカギを手に
[講演者] 常盤 香央里(WACATE実行委員会)
[概要] 分かり合えない人の間で争いが生まれたり、お互いに認め合えないまま個人がバラバラに動いていたり、その結果としてチームの力が発揮できていなかったり…そんな場面に遭遇した時あなたはどうしますか? <違うこと>は良くないことなのでしょうか? このセッションの中で<違うことを知ること>を体感しながら<違いを活かす>ことにチャレンジしてみましょう。 <違うことを知ること>を楽しめたなら、そこから少しだけ明るい未来が広がるかもしれません。

 

14:00~14:10 小休憩 <10分>

 

14:10~15:10 セッション2
[タイトル] ユーザビリティテストをやってみよう!
[講演者] 山口 寛子(WACATE実行委員会)
[概要] 「店に何をおいたらいいかアンケートを取ると、サラダがほしいってみんないう。でも、実際にサラダの新商品を店頭においても、誰も買ってくれないんだ。」とは某有名なハンバーガーチェーンの伝説。システム業界でも、最近流行り(もう古い?)のユーザビリティやらユーザエクスペリエンスとはいうものの、良かれと思って作ったシステムは「オレオレデザイン」と言われ、先程みたいにユーザ自身に聞いてみたところで、ユーザは頓珍漢なことをいうばかりなのが悲しい現状。こんなニッチもサッチもいかない状況をなんとかするのがユーザテストです!今回はまずユーザビリティとは何なのかから、簡単に、楽しく、ユーザビリティテストのいろはを学んでみませんか?

 

15:10~15:20 小休憩 <10分>

 

15:20~16:20 セッション3
[タイトル] ソースコードを読んでみよう
[講演者] 角田 俊(WACATE実行委員会)
[概要]  普段テストを実施していて、何故このような不具合が起きるのだろうと考えたことはありますか?また、自分がテストで見つけた不具合は、その不具合が発生した根本原因まで追っていますか?
 このセッションでは、ソフトウェアの元となるソースコードの基本的な構造を知り、何故そのような不具合が起きるのかを一緒に考えていきたいと思います。

 

16:20~16:50 セッション4
[タイトル] ISONO:Reboot 〜なんで、私がベストスピーカー賞に?〜
[講演者] 朱峰 錦司(WACATE実行委員会)
[概要] 4年間の沈黙を破り、あのISONOが帰ってきた—

「学会」
「論文」

この2つの単語を聞いて、どんな印象を受けますか?「自分には縁のない世界」「とても敷居の高い活動」、そんな風に感じた方が多いのではないでしょうか。
今回のセッションでは、皆さんにこの2つの単語を少しでも身近に感じてもらえるよう、学会の仕組みや論文投稿の流れ、ソフトウェアテストに関する国内外の学会の紹介、さらには論文を書く際のコツを紹介します。実は4年前のWACATE 2013 冬でも同じセッションをしているのですが、今回は仕事における改善活動の成果の示し方について、具体例を盛り込むなど、よりパワーアップした内容でお送りします。

—衝撃のラストに、きっとあなたは投稿したくなる…

 

16:50~18:50 休憩 <120分>
[概要] 自室に移動し、夕食まで休憩です!温泉や、読みきれていないポジぺ等をご堪能ください。

 

18:50~20:55 ディナーセッション <135分>
[タイトル] ディナーセッション
[モデレータ] WACATE実行委員会
[概要] 演習が終わって温泉に浸かった後は、WACATE恒例の大宴会! 料理とお酒に舌鼓を打ちながら、テストについてのアレコレを語り合います。

 

20:55~21:20 小休憩 <25分>

 

21:20~23:00 夜の分科会 <100分>
[タイトル] 皆で語ってみませんか?
[モデレータ] WACATE実行委員会
[概要] ディナーセッションが終わった後はその勢いのまま自分が語りたいテーマごとにグループにわかれ、フランクに議論をしていただきます。
恥ずかしがりやの方も人見知りの方も、遠慮なさらずテストについて思い切り語りあいましょう。
テーマはWACATEの参加申し込み時に募集しておりますので、語りたいテーマがある方はぜひテーマオーナーとして立候補していただければと思います!

普段からの悩みや他のエンジニアに考えを聞きたいことなどを大胆に、かつ真剣に語ってみてください。きっと応えてくれる同士が見つかるはずです。

是非、想いのたけをぶつけてください!

 

2日目 (12月17日)

7:00~8:50 朝食 <110分>
[概要] 2日目プログラム開始前までに、各自食事をとっていただきます。

 

8:50~9:50 セッション5
[タイトル] コミュニケーションで大切なことは「伝わったこと」
[講演者] 越中谷 郁美(WACATE実行委員会)
[概要] 昨日、それ言ったのに!!」
「お願いした仕事、そういう事じゃなかったんだよな」
「なんで皆分からないんだろう?思った通りに伝わらない・・・」
こんな経験したことありませんか?
人とのコミュニケーションの本質は、「何を言ったか」よりも、相手に「どう伝わったか」である、という考え方があります。
コミュニケーションはよく、キャッチボールに例えられます。ボールを投げるとき、相手が受け取れる距離、速さなど無意識のうちに調整して投げているのではないでしょうか。
言葉も同じように、相手がどうやったら受け取れるかを考えながら発言することが大切です。
このセッションでは、コミュニケーションの主役は「相手」と捉えて、「伝わったかどうか」からコミュニケーションを考えてみましょう。

 

9:50~10:00 小休憩 <10分>

 

10:00~10:50 セッション6
[タイトル] みんなのメトリクス
[モデレータ] 中村 仰志(WACATE実行委員会)
[概要] メトリクスというと「分析」の話がメインになることが多いですよね。
でも実際のところの悩みといえば、データ収集に携わる人は「自分たちは特に必要としていないのにルールで測らないといけない(やらされ感)」とか、分析する人は「現場でなかなかきちんと測ってくれないから分析が難しい」とかよく聞くような聞かないような・・・。
なので、本セッションでは「なぜ測るのか」「何を測るべきなのか」「どうしたらやらされ感を減らせるのか」「どうしたらきちんと測れるのか」といったあたりを考えていきます。
ミニワークを通して、参加者のみなさんの工夫や悩みなども共有しつつ、健全なメトリクスライフ(謎)のためのヒントを持ち帰っていただければと思います。

 

10:50~11:00 小休憩 <10分>

 

11:00~12:00 セッション7
[タイトル] 直交表に触れてみよう(仮)
[モデレータ] 並木 正典(WACATE実行委員会)
[概要] いろいろな入力値があるようなソフトウェアやシステムをテストするとき、全ての入力値の組み合わせでテストするのは時間が非常にかかったり、テスト件数が多すぎて実施しきれないことがあります。
このセッションでは組み合わせテストの基礎的な内容と、組み合わせテスト技法の1つである直交表について取り上げます。実際の業務でテスト件数を減らすときに効率よく減らし、その減らし方について論理的に説明できることを目指します。

 

12:00~13:00 昼食 <60分>

 

13:00~14:00 セッション8
[タイトル] インシデントレポート:Reboot
[モデレータ] 藤原 洋平(WACATE実行委員会)
[概要] ~ソフトウェアテストの経験がある方ならば、「インシデントレポートを作成できますか?」と問われれば誰もが「Yes」と答えるでしょう。しかし、「インシデントレポートを上手く作成できていますか?」と問われるとどうでしょうか?作成経験はあっても作成スキルを高めるのはなかなか難しく、多くの方がインシデントレポート作成において、工夫や改善に対する悩みを抱えているのではないかと思います。

インシデントレポートはプロジェクトや組織にとって宝となる大事な情報です。テスト担当、テストリーダー、設計担当、実装担当、プロジェクトマネージャ、ステークホルダー、QAなどといった様々な立場の人が様々な目的で利用します。インシデントレポートの出来次第で、修正がスムーズに行われたり、マネジメントが楽になったり、集計がしやすくなったりというように、プロジェクトや組織にとって嬉しいことが起こります。それだけに、インシデントレポートの作成者だけでなく利用するすべての立場の人が求めていることや改善したいと思っている点を共有することが重要ではないでしょうか。

今回は現場ですぐに活用できるようなインシデントレポートの改善や工夫について、演習やディスカッションを通して様々な視点から学び、新たに生み出していただこうと思います。誰にとっても嬉しいインシデントレポートとは?コンテキストや見る立場が変わることでとらえ方や要求されることはどう変わるのか?様々な問題点に対しどのような工夫が効果的なのか?などといった疑問に対し、様々なコンテキストを持つメンバーと情報交換していくことで、視野を広げよりよい解決方法を見つけてください!~
~WACATE2011 夏より~

“誰にとっても嬉しいインシデントレポート”をキーワードに、6年ぶりのインシデントレポートセッションを行います!
現場で使えるインシデントレポートの書き方を、ぜひ持ち帰ってください。

 

14:00~14:10 小休憩 <10分>

 

14:10~15:40 クロージングセッション <90分>
[タイトル] 設計品質とアーキテクチャ
[講演者] 小井土 亨
(株式会社OSK R&D本部 開発技術部 AP基盤開発課/
 ソフトウェア品質シンポジウム委員会 委員 2008-2017) 略歴
30年以上、PC上の業務パッケージを開発。
主に、情報系及び基幹系の基盤開発を担当。
2007年頃から本格的にシステムテストの自動化に取り組み、社内ツールの開発や自動テスト運用環境の構築を行っている。
[概要] 最近のシステムは、ユーザーニーズに対応するために、機能拡張を継続的に行うことが要求されています。
この様な要求に対応するためには、単に不具合がないというだけではなく、システムの内部構造の品質が重要になります。
内部の品質を上げるためには、品質特性(非機能要求)を定義することが重要です。
本セッションでは、システムの一つである自動テストを例にした演習を行いながら、設計品質とアーキテクチャの関係について理解を深めたいと思います。

 

15:40~15:50 小休憩 <10分>

 

15:50~16:30 クロージング <40分>
[タイトル] 2日間の終りに
[司会] 藤原 洋平(WACATE実行委員会)
[概要] この熱い2日間を振り返ります。
また、ポジションペーパー3賞の発表を行います!